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第6回 引当金処理をしよう①


引当金とは何であろう。

引当金とは、いずれ経費として発生するものをあらかじめ費用として計上しておくことをいう。

今回ご紹介したいのは、貸倒引当金ではないので混同しないで頂きたい。

紹介したいのは、消費税についてである。その他にもいくつかあるが、その紹介は次回おこなう。

消費税の引当金とはなんであろうか?

御社の消費税の計上方法は税抜経理であろうか?税込経理であろうか?

税込経理の際の注意点について書かせて頂く。(消費税を納める義務がある会社を前提としています。)

税抜経理の仕訳と税込経理の仕訳例はこうだ。

 

<税抜経理>

(売上を計上時)

現預金 100万円 / 売上 100万円

現預金  8万円 / 仮受消費税 8万円

(決算の時)

仮受消費税 8万円 / 未払消費税 8万円

 

<税込経理>

(売上を計上時)

現預金 108万円 / 売上 108万円

(決算の時)

租税公課 8万円 / 未払消費税 8万円

 

税抜経理でいくと、損益は売上の100万円、税込経理でいくと、損益は売上108万円-租税公課8万円=100万円であり、当然どちらでも損益は同じである。

違うのは、税抜経理は最初から消費税を抜いて計算するので、売上は100万円、税込経理は消費税込なので、売上は108万円である点が異なる。

この際の税込経理に注意が必要なのだ。毎月消費税の引当金をして費用として認識しておかないと決算の時に一気に費用が発生することとなる。そうなると今までの利益が全く異なるのである。

これは、税込経理が悪いという意味ではなく経理上の問題だけである。ただ、引当計上をしておけば良いだけである。

税込経理は特に規模がそれほど多くない会社で採用している場合が多いので、是非消費税の計上を忘れずに計上し、毎月の数字を把握してほしい。

 



                                                                                執筆者:税理士 下向 祥悟

 

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