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日次決算という言葉を聞いたことがあるであろうか。
月次決算という言葉は、聞いたことがあるかもしれないが、日次決算という言葉はあまり知られていなかもしれません。
日次決算の前に月次決算について説明したいと思います。
月次決算とは、年1回の決算を毎月行っていくことを言いますが、その目的は、月次決算を行うことにより、経営判断が迅速になり、早めに手を打つことができるということです。
月次決算を行う際には、下記のことを実施していきます。
① 月末の現金・預金残高をチェックすること
② 毎月発生ベースで損益を計上すること
③ 月次で商品の棚卸を行う
④ 仮払金、仮受金は原則残さず、適切な科目に振替る
⑤ 未払費用・前払費用等の経過勘定科目を計上すること
⑥ 減価償却費は月割計上すること
⑦ 支払予定の賞与などの費用を見積りで月割計上すること
⑧ 消費税は引当していること(税込経理の場合)
過去の経営コラムで取り上げたことを実践していけば、自然と月次決算を行うことができます。
月次決算を説明したところで、日次決算とは何でしょうか?
上記を毎日実践することとなります。
日次決算で有名なのは、ソフトバンクの孫社長です。孫社長は、数字の強い社長で有名ですが、大企業で日次決算をするということは大変なことです。
しかし、数字をタイムリーに把握するために実践しているのでしょう。
中小企業の場合、すぐに日次決算を取り入れることは難しいかもしれません。
まずは、月次決算を行い、早く経営に役立つ数字を把握すること。
次に、日々の売上と売上原価は、毎日把握できる体制を作っていくことが大事ではないでしょうか?
執筆者:税理士 下向 祥悟